漆黒の夜空から2 (25)
- 2015/04/03
- 23:00
俺はごろりと仰向けになって、白い天井を見た。風音はまだ携帯の画像を見ている。 ふとぎゅっと胸が苦しくなるぐらい、風音に対する愛情がこみ上げてきた。俺は腹這いの風音の脇から腕を差し込み、ぎゅっと俺の体の上に引っ張り上げた。風音はふにゃあと間抜けな声を出した。風音は俺の上に乗せられると始めは体を固くしていたが、 「重くないの?」 「重いけど、別にいい」 「苦しくないの?」 「別に息ができるから平気」...